ある日、独立行政法人国立美術館HPをみていて、
コレクションや展覧会についてはアピールしているのに、
出版物についてはアピールないんだ。
と思って、
普段各美術館HPはチェックしているけど、
改めてみてみようと思った。
東京国立近代美術館
東京国立近代美術館の出版物は、ここにまとめられている。
ガイド・目録・展覧会カタログ一覧
過去に出版した展覧会カタログの「展覧会名」「作家数」「作品集」「会場」「会
期」が一覧になっている、かつ、検索できる。展覧会名の英語表記があるのが嬉し
い。
展覧会カタログの金額と一緒に重さも表記されている。
展覧会カタログのビジュアルが数冊しかないのがもったいない。
最新号は全文ダウンロードできるようになっている。
バックナンバーは、目次・特集が確認できるようになっている。
年度ごとに、「目次」「コレクション」「修理」「展覧会報告」「学芸員の研究成
果」などがPDFになっている。
ところどころ準備中になっている年度があるのが気になる。
2007年以降のものは全文PDFになっている。
表記がわかりやすい。
京都国立近代美術館
京都国立近代美術館の出版物は、ここにまとめられている。
全てビジュアルがわかるようになっているため、どこかで見かけた覚えがある…とい
うときに便利。
在庫状況表記あり。ただ、完売または取り扱いなしのときは金額表示なし。
どういう所蔵品目録なのか、簡単な説明があるといいのに。
今年度のものと、それ以前のものと分けている。
2001年度以降のものはビジュアルがわかるようになっているが、それ以前のものはビ
ジュアルなし。しかも、2000年度以前のものはページ数すら表記されているものがほ
とんどない。
2016年4月1日より、過去の一部の展覧会図録について、割引販売を開始いたします。
CROSS SECTIONS(研究論集)
無料で配布するとのこと(※送料は必要)
全文PDF公開はしていない
視る(美術館ニュース)
年度を切り替えたら、目次を確認できるが、年度の表記が小さいので初めての人は
分かりづらいかも。
目次を表記するなら該当ページも教えてください。美術館ニュースにページ番号つい
てなかったかしら?
関連展覧会のリンクがあるのがポイントかな
年報
リンクなし
国立西洋美術館
国立西洋美術館の出版物は、ここにまとめられている。
出版物ごとに、ビジュアルがあって、「タイトル」「発行」「ISSN」「出版年」「形態」「刊行頻度」「注記(留意点)」「電子版(リンク)」などがきちんと記述されている。これはなかなかできないし、全国の美術館HPをみてもできていないこと。これだけ情報があると、国立西洋美術館の思いやりを感じるし、リンクをみてみようとか調べてみようと興味を持つ。
2016年1月22日、リポジトリが公開された。美術館としては国内初の試みで、このニ
ュースを聞いた時は本当に嬉しかった!!!泣いちゃった!
リポジトリ公開になるまでの苦労は計り知れない
いつも助かっています♫
リポジトリに公開されている
Zephyros(ゼフュロス): 国立西洋美術館ニュース
最近、美術館ニュースの名前を工夫する美術館が増えている。読み方が書いてあると
初めてみた人にも親切。
年ごとに発行された通号が表記されていて、通号をクリックするとPDFになってい
る。
リポジトリに公開されている
所蔵作品関連書籍
素材ごとにまとめられている
展覧会情報、書誌情報、購入方法のリンクがあるのが嬉しい。情報をコンパクトにし
て、詳しくはリンク先をみてくださいっていうのが良い
国立国際美術館
国立国際美術館の出版物は、ここにまとめられている。
ビジュアルあり
なぜこの記録集が作られたのか、どんな内容が収録されているのかの説明あり
目次があるといいなぁ
「図録名」「会期」「単価」「送料(1冊)」「合計金額(単価+送料)」「重さ」
がリスト化されている。リストからはこの1冊を買うとするといくらかかるかが合計
金額として表記されているのが優しい。そういうパターンが多いのかしら?
リンクのある「図録名」をみると、「展覧会名」「会期」「展覧会内容」「主催や協
賛」「作品リスト」「展示作品」「イベント」「入館案内」「入場者数(1日平均
も!)」「カタログ(書誌情報や目次)」「チラシ(ビジュアル)」など盛りだくさ
ん!!
国立新美術館
国立新美術館の出版物は、ここにまとめられている。
講演会|教育普及|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
国立新美術館の展覧会に足を運んだことのある人ならガイドブックを手に取ったこと
があるかもしれない。会場に行かないと手に入らないのがもやもやするけど、足を運
んだ特典と考えればいいのでしょうか?
『アートのとびら』(現代美術を紹介する展覧会の開催にあわせて鑑賞ガイドブッ
ク)と『ちいさなアーティスト・ファイル』(「アーティスト・ファイル―現代の作
家たち」に合わせて作成されている鑑賞ガイドブック)は、英文付きで誰にでもわか
りやすい言葉で説明している。デザインもかわいい。
『てくてくマップ』(子ども向け施設マップ)はここからダウンロードすることがで
きる。
2014年にリニューアルして、これまでのA4サイズからA5になったのが個人的には嬉
しかった。
ビジュアルあり。目次あり。
PDFでダウンロードすることができる
美術資料の紹介を欠かさないのがポイント