初対面の方や知り合いにお会いしたとき、
「中国美術の本でおすすめはどれですか??」という質問を受けます。
正直、一般の方向けの本でおすすめできるものはないな…と思っていました。
その理由としては、
- どの本も同じ内容、同じレイアウト、同じ著者、…
- 中国美術の奥深さが入っていない
- 陶磁器ばかりを盛り込んでいる
- 比較がきちんと行なわれていない
を挙げることができます。
ところが!!!
昨年、やっとおすすめの本が発行されました。
それは…

芸術教養シリーズ3 中国の美術と工芸 アジアの芸術史 造形篇I
- 作者: 金子典正,京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/10/03
- メディア: 単行本
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です♪♪
この本は、京都造形芸術大学の教科書として作成されました。
教科書としてだけではなく、基本書として読むことができます。
この本の特徴としては、
- 図版がオールカラーで鮮明
- 各時代の抑えておきたい作品と作家の分析が平等に取り上げられている
- 無駄がなく、流れる文章なので、大変読みやすい
- 巻末の「美術関連年表」「用語解説」は保存をしておきたいほど簡潔にまとめられている
です。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。