本日からN-MARKで開催中の展覧会、冨井大裕個展『繊維街』。
本日、展覧会の関連イベントがいくつか行なわれました。
その中でも特に興味深かった、冨井大裕さんのアーティストトークについて書こうと思います。
冨井大裕さんとは?
- 1973年 新潟県出身
- 1999年 武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了
- 公式ホームページ
- PEELER/冨井大裕インタビュー
- TS32 / 冨井大裕 - Tokyo Source(前半)
- TS32 / 冨井大裕 - Tokyo Source(後半)
現在開催中の展覧会
- 冨井大裕展『繊維街』 / アート・オウトノミー・ネットワーク(AAN)の活動日記
- 会期:2013.9.7-2013.9.14 13:00-19:00
- 会場: N-MARK B1ギャラリー(伏見・長者町トランジットビル地下1階)
- 入場無料
- キュレーター:嘉藤笑子
アーティストトーク
アーティストトークの中で、特に興味深かったことをいくつかピックアップします。
※ 拝聴するのに夢中だったので、あまりメモをとっておりませんし、忠実ではないかもしれません。ニュアンス程度で読んでいただけるとうれしいです。
- 自己分析
自分のことを古いタイプの作家だと思っている。
あまり新しいものに興味がない
- 名古屋という場所
名古屋はとても有り難い場所
→名古屋生まれでも、名古屋在住でもないが、これまで名古屋で何度も展示をして
いる。
名古屋のU8というところで展示したことが何度かある
- 作品について
既製品を使っていることは、自分の中で大きいことではない
接着(剤)を使わないようにしている
- 大事にしていること
“なんだ”、“モノを初めてみたときの感覚”を大事にしている
思いついたことは、すぐカタチにしない。寝かすようにしている
- キーワード
拝聴している中で、冨井大裕さんが作品を制作するときにキーワードになっているのではないかと思ったコトバ。
ルール
自分が名乗らない、名付けない
その場で組む、そして消えていく
アーティストトークを拝聴した感想
冨井大裕さんの作品は、大学時代に何度も拝見していたものの、
作家本人にお会いしたのは今回が初めてでした。
冨井大裕さんが作品を制作する姿勢やビジョンは具体的になっていて、
それが、作品と対峙するときに決して邪魔にならない情報だったので、
拝聴していて心地良く、もっと作品を拝見したくなりました。
作家としての視点だけではなく、一人の人間として大切なことをおっしゃっていたので、大変ドキドキしましたし、勉強になりました。